オンライン陶器市NEWS【2】今年はWEBで開催!有田陶器市&益子春の陶器市【Writer’s Pick】

陶器市と聞いただけで、ワクワクお出かけしたくなる季節ですが、ご存知の通り今年は新型コロナウイルスが感染拡大防止に伴い中止や延期が相次いでいます。とくに大きな陶器市として有名な有田と益子では、開催以来初めて、WEBで陶器市をすることになりました!
毎年足を運んでいる方にも、なかなか訪れる機会が無かった方にも楽しめる陶器市となること間違いなし♪
それぞれのWEB陶器市をご紹介します。

Web有田陶器市は4/29の9:00より開催中!

http://arita-toukiichi-web.jp/ 


今年で第117回を迎える、歴史も長い有田陶器市。延期になってしまい、楽しみにしていただいた方々のために日頃の感謝を込め、おうちで楽しめるWeb有田陶器市の開催が決定。参加各店のサイトに飛んでお買物が楽しめます。 

上記のトップページから気になる商品や店舗名を選択したら
各社のページに移動する仕組み

WEB陶器市では、商品から選ぶ・地図から選ぶ・お店一覧から選ぶの3通りから、お気に入りの器を探すことが出来ます。実際の陶器市と同じように、いろんなお店を回ってみてショッピングを楽しめるのが嬉しいところ。


各店舗につき、2000円以上お買い上げの方はそれぞれ送料が無料なので、帰りの重たい荷物を気にせずに器を存分にお買い物できるのがWEB陶器市の魅力ですね!

例年の有田陶器市は…


4月29日~5月5日の会期中は、町内一円にわたって店が並び、いつもは静かなやきものの里は大いににぎわいます。 人出は九州を中心に、全国から約120万人と、大規模な陶器市。来年は是非現地でお買い物したいですね。

益子春の陶器市 WEB版は 4月29日より開催中!

https://dagora.store/


器好きの方なら毎年大注目している「益子の春の陶器市」も、今年は各地同様中止となり、WEB版で開催されることが決まりました! 現在参加作家・窯元・販売店が154軒! WEB版で益子の陶器市が家に居ながらにして楽しめます。これまでなかなか現地に行けなかった遠方の方には、この機会が特別なものになりそうですね。

WEBなら好きな時間に立ち寄れるし、自宅の器とあうか見比べながら楽しめる利点も♪

スタッフの皆さんは陶器市の中止が決まってからWeb版の公開まで日数がほとんどない状況で急ピッチに準備を進めてきたそう。そこには、こんなときだからこそ土から人の手の仕事で生まれる器を食卓に届けたい、そして、器を通して少しでも心和む時間を持ってほしいという益子の方達の思いが。

窯出しスケジュール

窯出し 1回目 … 4月29日(水)約130軒
窯出し 2回目 … 5月3日(日)予定
窯出し 3回目 … 5月6日(水)予定

第2回、第3回の窯出しで残りの約24軒が追加されます。

さすが益子の陶器市! WEB版でも初日から盛り上がりを見せています。29日現在で、既に完売品も多々出ていますが、作家さんによっては追加の窯出しがあるようですので、あきらめずに引き続きチェックしてみて下さいね。

気になるラインナップは?

益子の陶器市に詳しい読者さんから教えてもらった情報や出展予定の作家さんを紹介するSNS「益子陶器市スタヂオ」の情報によると、本当に気になる器がたくさん。その中からいくつかご紹介したいと思います。

木のね さん


天然素材を使用して、素材に寄り添いながら益子の地で心を込めて器を作りをしているという「木のね」さん。「お使いになる方に福が訪れるよう願っております。」と、そのお言葉通り、見ているだけでも幸せな気持ちにしてくれる器が揃います。私にこちらを紹介してくれた読者さんは、パンのお皿がかわい過ぎて、目がくぎ付けになったそう。
お店にお聞きすると、今回は昨今の状況に置いても、おうちごはんがもっと楽しくなる器を準備したとのこと。

今回は「益子の春の陶器市WEB版」への参加の他、独自のオンラインストア(https://kinone-mashiko.com/)でも、今回お楽しみ企画として、購入金額に応じて、先着20名様に益子の道の駅オリジナル商品のプレゼントを用意しているそうなので、そちらも是非チェックしてみて下さいね。

坂下花子さん


益子で活動をされている作家・坂下花子さんの器。異なった色の粘土を練り合わせて模様を作る「練り込み」と呼ばれる技法を用いて作られた器は、表裏ともにその重なり模様を楽しめます。ひとつひとつに個性があり魅力的な器は、カラフルで食卓でもキラリと光るアクセントになってくれそう。坂下さんによると、今回新作の汁椀を出品予定とのこと。是非チェックしてみて下さいね。

陶房はせがわ さん


益子焼の窯元、陶房はせがわさん。いつも食卓に並ぶような使いやすく、どんなお料理にも合う器作りをしているお店。センスの良いシンプルな器はお手頃価格なうえ、日常使いにぴったりと人気。
「益子の春の陶器市WEB版」の他に、自社のサイト(http://tobo-hasegawa.com/webtoukiichi.html)でも、WEB陶器市を開催予定とのこと。そちらではいつもの陶器市と同じようにB級品・ハンパ品を全品半額にて販売するそう。また、特別企画として「おまかせ福袋」の販売も。
おまかせのお品が7~8アイテム、合計¥7000~8000程のお品を税別¥3000にて販売します。どんな商品が入っているかは届いてからのお楽しみですね。

えのきだ窯 さん


歴史ある益子焼の窯元 えのきだ窯さん。長年受け継がれた技術を生かした器は、益子焼らしいぽってりとした温かみのなかに、どこか現代的なセンスが光ります。長く使えるとっておきの愛用品として、一つは持っておきたくなりますね。
今回の「益子春の陶器市WEB版」には、作家の榎田智さん、榎田若葉さん、榎田勝彦さんが参加。それぞれの作風を見ることが出来る機会というのも楽しみですね。

5月6日まで益子のえのきだ窯本店はお休みしていますが、期間限定で独自のオンラインショップもオープンします。(https://enokidagama.thebase.in)陶器市ならではの、お得な商品もあるそうなのでこちらも要チェックです!

今年のゴールデンウィークは有田や益子の陶器市にWEBで参加してみてはいかがでしょうか?

【お問い合わせ先】
WEB有田陶器市
運営 有田商工会議所 0955-42-4111

益子春の陶器市 WEB版
主催 益子WEB陶器市実行委員会
共催 益子町観光協会、益子町、益子町商工会、益子焼協同組合、益子焼販売店協同組合
主管 dAgora(ディー・アゴラ)

お問い合わせ [email protected]

取材・文/加藤文惠

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