笹崎里菜さん(32)「私たち夫婦の関係は例えて言うなら『親友』」
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「思い通りにならないからこそ人生って面白い、生きてるって感じがする!」とポジティブなマインドを大切に日々を楽しんでいる笹崎里菜さん。普段あまり話していただくことがなかった「結婚」に関する特集で、お話を伺ったCLASSY.3月号のインタビューは必見!誌面ではお伝えしきれなかったこと、もうちょっとだけ聞いてみました。
社会人としては先輩でも、家ではフラットでマインドは「対等」
私が結婚相手に求めていたのは、自分が自分らしくいられて、同じ空間にいることが自然で、無言でいても苦にならない、そんな関係性。お互い何でも言えるし、ふざけあえるし、楽しい時間を共有できる、たとえていうなら「親友」、この言葉がぴったりだと思います。それに加えて、相手には「生き抜く力」があると感じていたので、何があってもこの人なら大丈夫と思えました。
夫との年齢差が9歳あるので、ジェネレーションギャップを感じる場面はときどきありますが、それ以外の部分で年齢差を意識することはほとんどありません。もちろん尊敬する部分がたくさんあるし、芸歴も私よりはるかに長いので社会人としては先輩ではありますが、家での関係はフラットで〝マインドは対等〟。私は何か思うことがあったらすぐ言葉にしてしまうタイプなので、ときには喧嘩にもなりますが、喧嘩だってお互いに理解し合うため、よりよい関係性を築くためにしているはずなんですよね。そこを勘違いすると取り返しがつかなくなってしまう。負の感情で終わらせたくないので、最終的な落としどころをプラスに持っていくことをいつも意識しています。
人生、予期しないことばかり…思い通りにならないから面白い?
たとえくだらなくても、ふたりにとっては幸せだと感じることを見つけたり、いつまでも笑い合える関係性を続けること、それが私にとって理想の夫婦の在り方。とはいえ、結婚生活は想像していたものと現実とでは全然違うことばかりです(笑)。私の人生もこれまで予期しないことばかりが起こってきたので、これこそが人生の醍醐味だ! ともう割り切っています。思い通りにいかない何かがあるからこそ面白いな、と思えるというか…何か起きたときに〝生きてる!〟って感じるし、試されているならやってやる! という気持ちになるのかもしれません。
辛いことにも遭遇しましたが、いくら考えてみたところで過ぎてしまったことは変わらない。それよりも私は今を楽しんで生きたいし、先のことを考えたい。過去はもちろん大事だけれど、こだわっても意味はないな、と思っています。私にとって今までの人生で一番の試練は、テレビ局入社にまつわる一件でした。どん底まで落ち込みましたが、このままでは絶対にイヤだ、と立ち上がることにしたーーその経験があるので、もう怖いものはあまりないかもしれません(笑)。私には、この「立ち上がる力」が人よりもあるのかもしれない。だから、家族がもうダメだ…と落ち込んでしまったときも、大丈夫だよ!とただひたすら応援します。食欲も睡眠欲もあるし、大丈夫だよ、死んでない!と(笑)。谷があったらもう上っていくしかないわけで、よし、ここから上がってやるぞ、という気持ちにしかならないんですよね。その都度その都度、もがきながら頑張って生きています。
図らずも将来のことを話す時間を持つことができた一年
仲のよい友達が最近出産をして、それをみていてやっぱり子供は可愛いなと思いました!もし子供を授かることができたのならば、今のうちからしっかり思いをパートナーに伝えておいたほうがいいと思いました。なので、これからの家族の話をじっくりできたのは、図らずも一緒にいられる時間をたくさんもつことができたこの一年の副産物だったかも。
私の両親は、自主性を重んじて私を育ててくれました。受験をするかしないか、留学はどうするか、重要な決断はいつも私の意思が大切で、どうしたいかをいつも考える習慣がつきました。自分も母になったときには同じように子供に接するのかな…?でもやっぱりフォローできる部分は全力でしてあげたくなっちゃうタイプかも(笑)。パートナーには力になってほしいし、なってくれると思っています。
長い人生の間、仕事やさまざまな取り巻くことがこれからも変わっていくはず。その状況に応じて、家族で話し合いながら解決していきたいと思っています。
【STAFF】
撮影/須藤敬一 ヘアメーク/廣瀬浩介(UM) スタイリング/川瀬英里奈 取材/西道倫子 構成/永吉徳子