【レシピ】ハルマキ100本ノック 78本目 

「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」。
ノックを打つのは、銀座にあるワインセラーローゼンタールの店主・島田由美子さん。
春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中の具材が変わることで、ファンも多いのです。
まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。
巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(
[email protected])まで、いつでもお待ちしています。

まずは最初に、100本すべての共通ルールです

  • レシピは春巻き3本分(春巻きの皮3枚分)の量で表記。
  • フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
  • 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。

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  • 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
  • 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
  • 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。

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春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。

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コンニャクとパセリ、チーズの春巻き

コンニャクをプリプリ噛んでいると「歯が喜んでいる~」と感じます。グミも然り。ヒトって、あらゆる感覚を総動員して「美味しい」を感じたい動物なのだなと思います。油を通すとプリプリ度が増して、さらに噛むのが楽しくなるコンニャク。「和」のイメージが強いですが、チーズなど「洋」の食材ともよく合います。いろいろ一緒に巻いてみましょう。

 

【材料】 3本分

  • コンニャク…150
  • イタリアンパセリ…6本(パセリやパクチーなどでも)
  • ピザ用チーズ…30g
  • 赤味噌…小さじ1
  • 蜂蜜…小さじ1
  • 春巻きの皮…3枚
  • サラダ油…大さじ4

 【作り方】

1.コンニャクは水洗いして水けをよく拭き取ったら麺棒などでバンバンと叩き、縦3等分に切る。パセリは1㎝長さにざく切りする。※叩くことで、コンニャクの弾力と歯切れ感が増します。ストレス解消にもなるので、思いっきり叩きましょう。

2.味噌と蜂蜜をよく混ぜる。

3.春巻きの皮の上にコンニャクを置き、2を薄く塗り脇にパセリを添えて、ピザ用チーズを散らし、きっちり巻く。

4.フライパンにサラダ油を入れ弱火で熱したら、春巻きをコンニャクの面を下にして並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。

5.すべての面が美味しそうなキツネ色になったら、油を良く切って半分に切り分ける。

 

【合わせたいお酒】

米の自然な甘味が広がる純米酒をぬる燗で。

 

コンニャクのアク抜き、する?しない?

今回の春巻きで迷ったのが、コンニャクのアク抜きをどうするかでした。試しに、アク抜きしたのとしないのとで作ってみました。結論は、「アク抜きしないほうが、コンニャクの味がしっかり出る」です。ちなみに、煮たり、炒めたりする時はアク抜きしたほうが美味しいから不思議です。

野趣にとんだ味わいが好みなら、そのまま巻いて、エレガントに仕上げたいならアク抜きして。面倒な方は「アク抜き不要」のコンニャクで。

ただ、お酒と楽しむ場合は多少の雑味があった方が楽しい。なので私は、春巻きに限ってはアク抜きしない派です。

 

【動画でも作り方を紹介しています】

【前回の春巻きはこちらから】

新生姜の酢漬けと穴子の蒲焼、きゅうりの春巻き

【春巻きリストはこちらから

【プロフィール】

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島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。J-WAVE 「KURASEEDS」でもハルマキ100本ノックについて紹介いただきました!

ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:00~23:00
休:日、祝
公式サイト

撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子

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