【レシピ】ハルマキ100本ノック 77本目
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」。
ノックを打つのは、銀座にあるワインセラーローゼンタールの店主・島田由美子さん。
春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中の具材が変わることで、ファンも多いのです。まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。
巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。([email protected])まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは春巻き3本分(春巻きの皮3枚分)の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
77/100
新生姜の酢漬けと穴子の蒲焼、きゅうりの春巻き
歳を重ねるほどに薬味の量が多くなるのはなぜ?
答え:「体内の老廃物を排出したくなるから」という常連さんの名言にハッとしました。近年の私は、素麺も冷奴も本体が見えないくらいに薬味がてんこ盛り。今の季節なら新生姜。甘酢漬けもよいけれど、甘味を入れない酢漬けは、何とでも合うので重宝します。たくさん食べて、どんどんデトックスしましょう。
【材料】3本分
- 穴子の蒲焼き(市販のものを使用。刻み穴子でもOK)…90g
- 新生姜の酢漬け…汁けを絞った状態で60g
- きゅうり…1本
- 塩…少々
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
【前日の準備】
新生姜の酢漬けを作る
【材料】作りやすい量
- 新生姜…200g
- 塩…小さじ1/2
- 酢…大さじ4
【作り方】
1.新生姜は皮ごと薄くスライスしてボウルに入れ、全体に塩をまぶしたら、しんなりするまで30分ほど置く。
2.1の水けをしっかりと絞って保存容器に入れ、酢を混ぜる。
【当日の作業】
1.きゅうりは2㎜厚さにスライスしたら塩ひとつまみをまぶし、しんなりするまで10分ほど置く。
2.穴子は汁けを良く拭き取り、10㎝長さに切り分ける。
3.春巻きの皮の上に、穴子、水けを絞ったきゅうりと新生姜の酢漬けを置き、きっちりと巻く。
※きゅうりも新生姜の酢漬けも、しっかり水けを絞ることが大事です。
4.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で熱したら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。
5.すべての面が美味しそうなキツネ色になったら、油を良く切って半分に切り分ける。
※新生姜の酢漬けは、作るのが面倒なら市販の甘酢漬けでも。甘味を使わない酢漬けの良い点は、全体がさっぱりと仕上がること。火を通さないので長期保存には向きませんが、4〜5日は美味しく召し上がれます。時間がある時に仕込んでおくと、薬味生活が一段と充実すると思います。
【合わせたいお酒】
ガメイやカベルネ・フランなど軽めの赤ワインを軽く冷やして。
【動画でも作り方を紹介しています】
ビーツとクルミ、黒胡椒の春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。J-WAVE 「KURASEEDS」でもハルマキ100本ノックについて紹介いただきました!
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
03-3574-8758
営業時間: 18:00~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子
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